元幹部自衛官が本気で考えた震災への備え

地震が発生したら(住宅編)

地震、震災、備え

 

私は、阪神淡路大震災が発生した時、兵庫県伊丹市の方面総監部のある伊丹駐屯地というところで勤務していました。

 

忘れもしない1995年1月17日AM5:47 のことでした。

 

地震の揺れは、今までの人生で経験したことがないほどの大きな縦揺れで、絶対に震度7はあるなと確信するほどのものでした。

 

一番最初のニュースで飛び込んできたのは、阪急伊丹駅がつぶれ、下で勤務していた警官の方がお亡くなりになったというニュースでした。

 

ここで一番怖いのは、家屋の倒壊です。

 

阪神淡路大震災では家屋の倒壊が主な死因

 

被災者の死因
死者の80%相当、約5000人は木造家屋が倒壊し、家屋の下敷きになって即死した。特に1階で就寝中に圧死した人が多かった。

 

2階建て木造住宅の場合、「(屋根瓦と2階の重みで)1階の柱が折れて潰れるケース」が多かったが、建物が倒壊しても2階の場合は生存のスペースが残りやすく、死者は少なかった。

 

死者の10%相当、約600人は「室内家具の転倒による圧死」と推定する調査(山口大学・大田教授のグループ)があった。

 

また、死亡に至るまでの時間も短かった。遺体を検案した監察医のまとめでは、神戸市内の死者約2456人のうち、建物倒壊から約15分後までに亡くなった人が2221人と92%にも上り、圧死・窒息死で「即死」した人が大半を占めた。サンデー毎日による調査では、分析対象とした247人のうち、47人が建物の下敷きになる一方、家具の下敷きは2人のみだった。

 

 

死者のうち、20代が30代よりも200人近く多く、年齢階層ごとに死者数が増える東日本大震災と異なった様相を呈している。20代が多かった理由としては大学が多い神戸市灘区などで高齢者と同様、文化住宅など木造アパートに住んでいた学生が、倒壊したアパートの下敷きになったケースが多いとみられている。31大学111人が死亡し、特に、神戸大学では学生39人、教職員2人の大学関係最多の死者を出した

引用元:wikipedia.org

 

家屋の倒壊は、建築基準法が変わった年代の住居に住むしか対策はありませんが、死亡原因の10%を占めている室内家具の転倒による圧死は、安価なツールによって防ぐことが可能です。

 

家具転倒防止伸縮棒

詳細を見る

 

おススメは、家具転倒防止伸縮棒です。
接地面の面積が広く、しっかり家具と天井を固定できる優れものです。画像のように、2本1セットで約140Kgの荷重にも耐えられるように設計されています。

 

地震により割れたガラス破片による受傷にも注意

地震が発生した場合、危険なのは倒れてくる家屋、家具だけではありません。
地震の揺れにより、ガラス戸や落下したコップなどにより、けがを負う恐れもあります。

 

日本は地震大国です。
そのため、ガラスメーカーも、地震のガラス飛散対策として様々な技術を開発し、はめ込みわ枠やエッジクリアランスによりガラスそのものの変形を吸収する工夫をしています。しかし、それでも【想定外】というのは起こり得るものです。

 

安全保障・危機管理は最悪の事態に備えるのが考え方の出発点であるなら、この想定外に備える必要があります。

 

私がオススメするのが、車両のフロントガラスにあるようなフィルムを貼って飛散を防止する対策です。

 

ガラス飛散防止フィルム

詳細を見る

 

ガラス飛散防止フィルムであれば、1000円前後の出費で地震の際のガラス飛散に備えられるだけでなく、空き巣などの防犯対策としても有効ですので、是非、備えておきたいものです。

 

マンションなどの高層階は、脱出手段を確保する

首都直下型などの地震が発生した場合、多くの方が直面する問題が、この脱出手段です。
大きな地震の場合、エレベーターはストップしますし、階段が崩れていたり、時間帯などによっては下の階で火災が発生するかもしれません。

 

マンションには,ほとんどの場合で避難はしごなどが備え付けられていますが、ほとんどの方が避難はしごを使ったことがないのではないでしょうか。

 

避難はしごを使った降り方

 

一戸建ての家屋は特に地震時の火災に注意

一戸建ての家屋の場合、地震の揺れにより、直接脱出できなくなるような恐れはそれ程ありませんが、2次災害による火災の出火場所によっては出るに出られず、煙に巻かれてしまう恐れがあります。

 

阪神淡路大震災でも、神戸市長田区で発生した火災により、多くの犠牲者を出したという経験を忘れてはいけません。

 

避難はしごを使った降り方2

 

そういった地震による2次災害に備えて、避難はしごを用意しておくと安心です。

 

次世代避難はしご2階用

詳細を見る

 

こういった市販品を買って備える方法もありますが、ホテルニュージャパンの火災では、シーツを結び合わせて脱出したという実話もあります。

 

ホテルニュージャパン 九死に一生スペシャル

 

災害への備えは常に最悪の場合を想定し、準備をしておかなければなりません。


地震が発生したら(ペット編)

地震、震災、備え

私が東日本大震災に災害派遣に参加した時、目についたのが、非常に多くの迷い犬、迷い猫が出ていたことです。

 

近年のペットブームにより、今や3人に1人がペットを飼っているという時代。

 

感情移入しやすい犬や猫は、もはや飼い主にとって家族の一員と同じ存在ともいえます。

 

しかし、地震や津波被害で住居が倒壊または流され、自治体の避難所で生活するために、どうしても犬や猫を持ち込むことが出来ず、やむなく捨てざるを得なかったのでしょう。

 

その反省もあってか、熊本地震ではペットとともに入居できる被災者向けの住宅やペット同行可能な避難所ができたそうです。しかし、全部の自治体がこういった場合にO.Kという訳ではありません。中には犬嫌い、猫嫌いの住民もいますし、避難所生活が長引いた場合、鳴き声や衛生面の問題も出てきます。

 

自治体がペットに対してどのように対処しているかの事前の情報収集は勿論、対応していない場合は、親戚、友達などと事前に話し合いで引き取ってもらえる体制を準備して担保に取り、震災後はペットを引き受けてくれるペットショップやペットホテルに関する情報を収集することが大切ではないでしょうか。

 

被災後、ペットの受け入れ先
地震、震災、備え


関連ページ

震災時は、火事場泥棒に備える
地震予知は研究が進んでいますが、現在の技術では予測することは不可能とされています。実際、阪神淡路大震災、東日本大震災、中越地震、熊本地震は、以前から決して警戒していた地域ではありませんでした。 このサイトは、日本に住んでいる限りどこで起きてもおかしくない地震に焦点を当て、元幹部自衛官だった管理人が考えた備えについて書いていきます。