元幹部自衛官が本気で考えた震災への備え

震災時は、火事場泥棒に備える

地震、震災、備え

阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震などでは、残念ながら混乱期に乗じた火事場泥棒が横行していました。

 

そういった輩から家の財産を守るために家に残ろうにも余震による倒壊の危険もあります。

 

熊本地震では、車中泊をされる方が沢山おられましたが、避難生活が長期にわたるとエコノミークラス症候群などの健康上の問題が出てきます。

 

震災から財産を守るため、非常持ち出し物品のリストを作る

『家族との決めごと』の記事でも紹介をしましたように、非常持ち出し物品を決めておくと便利ですが、日本赤十字社が発行している非常時の持ち出し品・備蓄品リストがこちらです。(PDF)

 

これはあくまで一例ですが、これを見て、ハッとするものがあれば、これらをひとまとめできる袋を用意するのもいいかもしれません。私が自衛官だった頃、非常呼集訓練という緊急出動に即応するための訓練がありました。

 

自衛隊は組織の特性上、有事の際、速やかに戦場や現場で行動できるために物心両面の準備を整えておく必要があります。

 

そのために自衛官は普段から身辺整理を厳しく指導されています。

 

非常呼集訓練は、戦闘行動や災害派遣といった有事に迅速に出動するために、数日分の戦闘服や雨具、下着や生活用品に防水処置をして背嚢に入れていきますが、防水処置の手間や漏れを失くすため、『下着』や『雨具』などとプリントされている非常持ち出し物品袋を準備している隊員もいました。

 

非常持ち出し袋

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非常持ち出し物品のリストを決め、そのために必要な物を揃えていたとしても、いざ、本番で機能しなければ何もなりません。家族で時間を設けて、家で被災した際は誰でも同じような行動をとれるように、防災訓練・避難訓練を実施しておくとよいでしょう。

 

火事場泥棒に備えるため、テントでの宿泊も選択肢に入れる

火事場泥棒から財産を守るため、家に居たいという気持ちは分かりますが、大地震で受ける家屋のダメージはかなり深刻です。本震の時は大丈夫だったものの、余震で倒壊する危険性があり、家に戻るのは、落ち着いて家のダメージを判定し、必要な修復を完了するまでは危険と言えます。

 

地震、震災、備え

 

熊本地震でも、余震による家屋の倒壊により、多くの犠牲者を出しました。
しかし、そのような人の弱みに付け込み、火事場泥棒が横行したのも事実です。家族の大切な財産は、非常持ち出し物品で収まるものだけではないでしょう。そういう場合は、テントで宿泊するという選択肢もあります。

 

4〜5人用テント

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あと、私自身、自衛隊で経験していますが、土の上で寝るのは、季節によっては相当寒く、体温を奪われます。毛布やカイロなど、防寒対策もしっかりと準備しておく必要があるでしょう。

 

アルミシート

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地震予知は研究が進んでいますが、現在の技術では予測することは不可能とされています。実際、阪神淡路大震災、東日本大震災、中越地震、熊本地震は、以前から決して警戒していた地域ではありませんでした。 このサイトは、日本に住んでいる限りどこで起きてもおかしくない地震に焦点を当て、元幹部自衛官だった管理人が考えた備えについて書いていきます。